OB・OGインタビュー

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高専卒編1

お客様先で8年間、基幹システムに従事。
経営資源「ヒト・モノ・カネ」の流れを体感。


 拓殖大学を卒業後、入社2年目からルータなどの通信機器を製造するお客様先に常駐し、情報システム部門の方と一緒に『販売管理システム』の運用管理に従事しました。システムを利用する現場の声を聞きながら日々改修作業を行う中で、「販売管理」や「物流管理」の本を読んで業務を学び、システムの仕組みを少しずつ理解していきました。

 入社4年目のとき、同じお客様先でシステムの全面リニューアルのお話をいただき、社内で使われる全てのシステムに携わることになりました。在庫の出入れを記録する『入出庫管理システム』や作業の進捗管理に欠かせない『工数管理システム』、『経理システム』に至るまで、様々な利用部門の方々と関わり、それまで点でこなしていた作業一つ一つがつながって面になったような感覚を味わいました。「仕事がわかる、仕事がおもしろい」と思えるようになったのもこの頃からです。

 同じお客様の下で8年間、基幹システムを通して会社運営に必要な「ヒト・モノ・カネ」の流れを体感することができたのはわたしの『財産』と言うべき経験になりました。

特色を生かしたチームビルディングをサポートしたい。


 2017年に部長に就任し、現在は39名体制(5グループ)のほか、ビジネスパートナー様10名と協業で作業を行っています。わたしのように1つのお客様先で長く経験を積んでいるメンバが多いので、グループの業務知識は相当なものです。今後は、個々のグループの特色を生かしたチーム作りをサポートして、より専門性を生かせる組織を構築していきたいです。

システムエンジニアも「モノづくり」の仕事。


 システムエンジニアとして重要なのは、システムを利用するお客様の業務を理解することです。製造業の場合、業界ごとに製造プロセスや材料の単位が異なるので、製造現場に出向いて業務プロセスのヒアリングから行います。そこからシステムに落とし込んでいくのですが、システム開発も「モノづくり」。どこにどんな部品(ソースコード)を使うかを自分で考えてアイディアを出し1から組み合せていくような仕事です。興味を持ったことに自分から進んで調べたり、考えたり、突き詰めたりできる人は大歓迎ですね!

高専卒編2

「わからない!」からの原因探し・切り分けが面白い。


 2017年に入社し、1年目の終わりごろから防災アラートを出すネットワーク機器の設定業務に携わりました。積み重ねられた段ボール箱の中に入っている機器一つ一つを取り出して設定していく作業で、先輩が作成したコンフィグファイル(設定プログラムが書かれているデータ)に書き換えて動作テストをしていきます。うまくいくものもあれば、エラーになってしまうものもあって…はじめてのお客様先常駐ということもあり、最初は混乱していたのをよく覚えています。通信エラーの場合、まずはping(ピング:ネットワーク上の機器が正常に接続されているかどうかなどを確認するコマンド)が通るかを確認しますが、そのときのわたしには『pingが通るか・通らないか』ということしかわからないので、最初は先輩に聞いてばかりいました。次第に自分ひとりで作業を進めていけるようになって、通信相手にはその先にも通信相手がいるはず…ネットワーク構成全体を把握してないということに気づきました。

 現在は、放送システムで使用する機器の更新作業を行っています。エラーが出たらネットワーク構成図を見て、一つ一つ可能性を探って切り分けて判断していく作業がけっこう面白いです。自分でわからないときは周囲の人に聞くなどして作業の進行を優先させますが、エラーの原因と解決方法は必ず振り返ってノウハウを蓄積するようにしています。「わからない!」というモヤモヤをそのままにせず、ノウハウとしてプラスに転換する術を学びました。こういった「振り返り」は、社会人になってから「日報」として日々の作業を振り返る場面があるので、学生のときから日記を書く習慣がついていると良いかもしれません。

ネットワーク構築をもっと色々やってみたい。無線にも興味あり。


 入社前はプログラム開発をするものと思っていましたが、縁あってネットワーク構築に携わるようになりました。わかるようになると「もっと色々やってみたい!」と思うもので、今後は、有線ネットワークだけではなく無線の構築にも携わってみたいと思っています。構築方法が異なるので、どういう風にやるのか興味がありますね。


 就活生に向けては、業界のやりたい方向性をいくつか決めておくと良いと思います。入社してから仕事の幅が広がりますよ。

高専卒編2

「働きやすさ」「入社後の技術研修」に魅力を感じて入社。


 国際ソフトウェアを選んだ理由は、いくつかの会社説明を受けるなかで「ワークライフバランスがとれている感じで、とても働きやすそう」だと思ったからでした。会社説明会で社員の方とお話しする機会があり、質問のしやすさ、コミュニケーションの取りやすさを感じました。実際、入社1年目から先輩社員と同じように有給休暇を20日間もらえますし、休みの相談もしやすいと感じています。また、入社後の研修制度が充実している点も魅力でした。技術的についていけるのか心配だったのですが、入社後4ヵ月ほど同期入社のみんなとデータベースの基礎を学びました。文系理系など学校での専攻に関わらず足並みを揃えることができ、安心して学ぶことが出来ました。


 初めてのお客様先常駐では、警報機のシステム評価に携わりました。先輩社員が作成したテスト仕様書に沿って、警報機のボタンを押すなどの操作をして仕様に基づいた動作になるかを確認するというものです。このプロジェクトでは、「単体テスト」の工程を担いました。別のお客様の案件では、「詳細設計」のお手伝いをしたこともあります。製造業のお客様が利用する『販売管理システム』の改修プロジェクトです。プロジェクトリーダがお客様と打ち合わせを重ねて詰めた内容を元に、「詳細設計書」というドキュメントを作成するのですが、その直しなどの手伝いをしました。プログラム開発の元になるドキュメントなので、緊張感もありつつ上流工程に少しでも携わることが出来てうれしかったです。

システム構成をロジックで理解したい。


学生のときと違うのは「わからないことをすぐに質問するようになった」ことですね。あるプロジェクトの作業がはじまるときに、「わからないときはすぐに聞いてね!時間がムダになっちゃうからね」と先輩が言ってくれて、確かにその通りだと思いそこから質問するクセをつけるようにしました。まだ大きな失敗はありませんが、任された作業をやりながら「自分がやった手順に間違いはないか」確認しながら進めるようにしています。


 今後は、「製造」工程でシステムの動きを理解し、わからないことをロジックで理解できるようになりたいです。先輩たちのように、お客様から基幹システムの運用管理を任されるようになりたいですね。