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データ連携が鍵!基幹システムとSaaSをつなぐDX実践法

目次
はじめに:基幹システムとSaaSのデータ連携がDXの成否を決める理由
中小企業がDXに取り組む際、必ずといっていいほど直面するのが 「データがつながらない」 という問題です。
勤怠管理はSaaS、販売管理はオンプレミスの基幹システム、顧客情報はExcel——。
このように情報があちこちに散らばっている状態では、分析も改善も進まず、DXは“部分最適”のまま止まってしまいます。
特に最近は、クラウドサービス(SaaS)の急速な普及によって、 便利なツールが増えている一方でデータの分断が深刻化 しています。
業務は効率化したはずなのに、「結局Excelで集計しないと全体像が分からない」「システム間でデータを二重入力している」という声は多くの企業で聞かれます。
本記事では、こうした課題の根本原因と、その解決方法としての 基幹システム × SaaS のデータ連携 をわかりやすく解説します。
「うちは規模が小さいから難しいのでは?」という不安を抱える企業でも、無理なく始められる“ミニマム連携”の方法を提示し、実際にDXを前に進めるきっかけになる内容を目指します。
なぜデータが分断されるのか?
システムが増えれば増えるほど、「便利」よりも先に「データがつながらない」問題が表面化します。この章では、中小企業でよく起きるデータ分断の4つの典型パターンを整理します。
① レガシー基幹システムによる“情報の孤島化”
中小企業では、10年〜20年以上前に導入した基幹システムを今も使い続けているケースが少なくありません。これらのシステムは当時の技術を前提に作られており、現在主流のAPI連携を想定した設計にはなっていません。
たとえば次のような状況が起きています:
-
外部システムとデータを交換するための仕組みが存在しない
-
CSV出力しかできず、取り込みや加工はすべて手作業
-
改修しようにもベンダーが既に撤退していたり、仕様書が残っていない
-
カスタマイズしすぎて内部構造がブラックボックス化している
その結果、基幹システム内にデータが閉じてしまい、「情報の孤島(Information Island)」 が発生します。
これにより、次のような問題が連鎖的に生まれます。
-
データの二重入力
-
数値が一致しない
-
担当者によって管理方法が変わる
-
ミスが発生するたびにフォロー作業が増える
特に経理・販売・購買など、企業運営の中核を担う領域でこの問題が発生すると、DXが大きく遅れます。
-
“全社データ”がないため分析ができない
-
改善のための意思決定に必要な数字が揃わない
-
システムが古いため拡張ができない
このように、レガシー基幹システムは中小企業のDX推進にとって最大級のボトルネックになりやすいのです。
② SaaS導入の急拡大によるデータの散在
クラウドサービス(SaaS)は、中小企業にとって非常に導入しやすいツールです。初期費用が低く、IT部門がなくてもすぐに使い始められるため、勤怠管理、経費精算、顧客管理(CRM)、タスク管理など、用途別に多数のSaaSを組み合わせて利用する企業が増えています。
しかし、ここに 「データ散在」 という新たな課題が潜んでいます。
便利なSaaSを次々と導入した結果、
-
従業員データは勤怠SaaS
-
顧客データはCRM
-
案件データは営業管理ツール
-
経理データは会計ソフト
-
販売データはオンプレ基幹システム
というように、業務ごとにデータがバラバラに存在する状態が生まれます。
たとえば現場でよくあるケースがこちらです。
●「顧客名がSaaSごとに微妙に違う」
●「案件IDと売上データが紐づかない」
●「勤怠システムのデータを毎月経理へ手作業で渡している」
さらに、SaaS同士は「標準連携」が提供されている場合もありますが、
連携項目が足りない/カスタム項目が同期できない/費用が高い
という制約が多く、期待したほど自動化できない企業がほとんどです。
とくに起きがちなのが次のような状況です:
-
各部門が独自にSaaSを導入してしまい、統一ルールがなくなる
-
社長・管理部門から見える数字がSaaSごとに違う
-
同じデータを毎回別のシステムへ転記する「二重入力」作業が増加
-
月末の集計がExcel頼りになり、ミスが多発
このように、SaaSの導入自体はメリットが大きいものの、システム間がつながっていない限り「部分最適化」で止まってしまう のが実情です。
③ 手作業によるデータ管理がボトルネック化
多くの中小企業では、基幹システムから出力したCSVや各SaaSのレポートをダウンロードし、それらをExcelで結合・加工し、月次レポートや管理資料を作成しています。
一見すると「手作業でもなんとかできている」ように見えますが、実際には次のような深刻な問題が存在します。
-
人によるコピペ作業が膨大で、毎月数時間〜数十時間が失われている
-
転記ミスが起きても気づきにくく、誤った数字で意思決定してしまう
-
担当者が休むと業務が止まり、属人化が進む
-
手順がブラックボックス化し、新しい担当者が引き継げない
特に「データの整形」「列の統合」「日付形式の修正」「不要行の削除」など、細かい作業が多く、担当者の負担は大きくなる一方です。
さらに問題なのは、こうした手作業が続くと “分析や改善の時間が奪われる” ことです。
実際の現場ではこんな声がよく聞かれます。
「毎月の報告資料作りで時間が終わってしまい、改善施策を考える時間がない」
「数字が正しいか確認する作業に追われ、前に進まない」
DXとは、本来 「改善のための仕組みづくり」 を意味しますが、
手作業の負荷が大きい企業ほど、DXが進む余裕がなくなる、という悪循環に陥ります。
④ データ形式・項目名の不一致で連携できない問題
システム間連携を試みた際に、ほぼ確実にぶつかるのが データ形式の違い・項目名の違い です。
たとえば、
-
Aシステムでは「顧客ID」
-
Bシステムでは「取引先コード」
-
Cシステムでは「顧客コード」
といったように、同じ意味の項目でも名称が異なり、形式も統一されていません。
さらに厄介なのが、
-
全角/半角の混在
-
日付形式(YYYY/MM/DD と YYYY-MM-DDなど)が違う
-
カスタム項目がSaaSごとにバラバラ
-
文字コードが異なる
といった細かな差異です。
結果として、
-
そのままではシステム間でデータが紐づかない
-
変換作業が必要になり、担当者の負担が増える
-
連携ルールの設計に工数がかかる
-
ちょっとした仕様変更でも連携が壊れる
という問題が起きます。
つまり 「データが揃っていない」ことそのものが、DXの障壁になる のです。
API/ETLを活用したシステム連携の基本
APIとETLは、中小企業のデータ連携を実現するうえで中心となる技術です。「技術的で難しそう」と感じる方も少なくありませんが、実は 手作業の削減・業務効率化・ミス防止 を実現するための非常に実用的な仕組みです。
まずは、APIとETLがどのように違うのかを理解することで、どの場面でどちらを使うべきかが明確になります。以下に、担当者でも直感的に理解できる比較表を用意しました。
API と ETL の違い(比較表)
| 項目 | API連携 | ETL連携 |
|---|---|---|
| 役割 | システム同士を直接つなぐ窓口 | データを集めて加工し、別の場所に書き込む仕組み |
| 特徴 | リアルタイム反映が可能 | 異なる形式のデータを加工して統合できる |
| 実行タイミング | 即時(秒〜分単位) | バッチ(1日1回・1時間ごとなど) |
| 適する業務 | 最新情報共有が必要な業務 | 形式の違うデータをまとめたい業務 |
| メリット | 手作業ゼロ・整合性が保てる | 加工・結合が得意で柔軟性が高い |
この特徴を踏まえたうえで、それぞれの仕組みを詳しく見ていきます。
① API連携とは何か?仕組みとメリットをわかりやすく解説
API(Application Programming Interface)は、
「異なるシステム同士がデータをやり取りするための入り口」 です。
イメージとしては、システムとシステムをつなぐ“データの通り道”を作るようなものです。
たとえば、次のような連携が可能になります。
-
勤怠SaaSに登録された出勤データが、そのまま給与システムに反映される
-
CRMで変更した顧客情報が、販売管理にも自動で同期される
-
注文データが入ると即座に在庫システムへ反映される
これらはすべてAPI連携によって実現します。
API連携がもたらす主なメリット
-
手入力・転記作業が不要になるため、人的ミスが激減する
-
データがリアルタイム同期され、数字のズレが発生しない
-
更新情報が即反映されるため、業務スピードが上がる
-
担当者レベルの作業負担が大幅に減り、属人化が解消される
また、近年ではAPI連携を簡単に利用できるサービスも増えており、
IT担当者ではない人でも、ノーコードで連携を作成できる時代 になっています。
実際の企業からも、次のような声が聞かれます。
「勤怠データの手入力がなくなり、給与計算の前処理時間が半分以下に」
「案件情報の転記作業がゼロになり、営業と管理部門で数字が一致するようになった」
APIは難しそうに見えて「一度つなげば自動で動く」ため、効果も大きく安定性も高いのが特徴です。
② ETLツールで実現するデータ変換・統合の効率化
ETLとは、
E(抽出)→ T(加工)→ L(書き込み)
の3つのステップでデータ連携を行う仕組みです。
APIが「システム同士の道路」なら、ETLは
データを仕分けし、正しい形に整えて届ける“データ処理センター” のイメージです。
ETLが得意なこと
-
異なる形式のデータを一つにまとめる
-
日付形式や文字コードを統一する
-
不要な列を削除したり、条件で絞り込んだりする
-
複数のSaaS・基幹システム・Excelからデータを集めて加工する
中小企業の多くは、「システムごとにデータ形式が違う」という問題を抱えています。
ETLはこの課題を根本から解決します。
ETLツールのメリット
-
APIがなくても連携できる(CSVやExcelもOK)
-
複雑な加工処理を自動化できる
-
一度つくったルールは毎日・毎時自動実行
-
“月次集計の自動化”が現実になる
具体例:ETLでできる業務自動化
| 業務 | ETLでできること |
|---|---|
| 月次売上の集計 | 複数SaaSからデータ収集 → 不要行削除 → 日付統一 → 自動集計 |
| 勤怠データの統合 | 勤怠SaaS→給与→会計システムの形式統一と自動反映 |
| 顧客データ統合 | CRMと販売システムの顧客コードを紐付けて1つに統合 |
ETLは「形がバラバラなデータをどう扱うか」という課題をまとめて解決できるため、
“データの土台を整える”ために欠かせない技術 といえます。
③ バッチ連携とリアルタイム連携の使い分け
データ連携には大きく分けて 「リアルタイム連携」 と 「バッチ連携」 の2つがあります。
どちらが優れているというものではなく、業務に合わせて使い分けることが重要 です。
中小企業では「全部リアルタイムにすれば良い」と考えられることもありますが、コストや工数を考えると適材適所が最適解です。
▼2つの連携方式の違い(比較表)
| 項目 | リアルタイム連携 | バッチ連携 |
|---|---|---|
| 処理タイミング | 更新したらすぐ反映 | 一定間隔(1日1回・1時間ごとなど)で実行 |
| 特徴 | 常に最新データが共有される | まとめて処理するため負荷が少ない |
| 向いている業務 | 在庫管理、勤怠、顧客情報など「即時性」が必要な業務 | 売上集計、請求処理など大量データの定期更新 |
| メリット | ミスが減り、業務スピードが向上 | システム負荷が小さく、構築も簡単 |
| デメリット | 開発コストが高い/API依存 | 即時性には弱い |
▼リアルタイム連携が向いている業務例
-
在庫情報(EC・店舗・倉庫)
-
顧客情報(CRM→販売管理)
-
勤怠データ(打刻→反映)
リアルタイムにすることで、
「数字が合わない」「反映されていない」 という現場のストレスを解消できます。
▼バッチ連携が向いている業務例
-
売上・仕入の 月次/日次集計
-
各SaaSからの レポートデータ取り込み
-
大量データを扱う 請求処理・支払処理
特に月次処理では、リアルタイムにする必要はほぼないため、
バッチの方が低コストで安全 です。
▼おすすめの組み合わせ(中小企業に最適)
-
リアルタイム:顧客・勤怠・在庫
-
バッチ:売上・計上・請求・財務データ
この組み合わせが “効果が高く、コストが無理なく収まる” 黄金バランスです。
④ ノーコード/ローコード連携ツールで実現する“内製化”
近年、中小企業でも データ連携を内製化できる時代 になりました。
その大きな理由が ノーコード/ローコード連携ツールの進化 です。
従来は、
-
プログラマーに依頼しないとAPI連携を作れない
-
システム改修に数十万円〜数百万円かかる
-
一度作っても仕様変更に弱い
といった課題が大きく、連携は“外注前提”でした。
しかし現在は、次のような変化が起きています。
▼ノーコード連携ツールの進化ポイント
-
画面上で ドラッグ&ドロップ で連携が作れる
-
SaaSごとに 事前テンプレート が多数用意されている
-
APIキーを入力するだけで接続できる場合が多い
-
条件分岐・データ加工・マッピングがGUIで完結
-
IT担当者でなくても扱えるユーザビリティ
▼できることの代表例
| 業務 | 自動化イメージ |
|---|---|
| 顧客データ同期 | CRMで更新した顧客情報 → 販売管理に自動反映 |
| 勤怠〜給与〜会計 | 勤怠SaaS → 給与 → 会計へデータを自動受け渡し |
| 注文処理 | 注文CSVを読み込み → 必要な形式に加工 → DBへ登録 |
従来はプログラミングが必要だった処理も、
今では ノーコードでクリック操作だけで完成する ケースも増えています。
▼ノーコード導入で期待できる効果
-
作業ミスの大幅減少
-
月間数十時間分の手作業削減
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属人化していたExcel作業が自動化
-
現場の「本来の業務」に時間を割けるようになる
-
将来の業務変更にも柔軟に対応できる(改修が楽)
▼実際の現場で聞かれる声
「CSV加工に毎月10時間使っていたが、連携後はゼロになった」
「担当者が休んでも処理が止まらないので、部門全体の安定性が上がった」
「Excel地獄から抜け出せた」
中小企業にとって、ノーコード・ローコードは コストを抑えつつDXの基盤を整える最適解 といえます。
中小企業でも実現できるデータ連携アーキテクチャ
中小企業がデータ連携に取り組む際、「本当にうちでもできるのか?」という不安を抱かれることが多いです。しかし、実際には 段階的に進めることで無理なく実現できるアーキテクチャ(仕組み) がいくつもあります。
この章では、最小限の構成から始められる“ミニマル連携モデル”から、将来的に拡張できる“スモールスタート型アーキテクチャ”まで、規模や目的に応じた最適解を紹介します。
① 小規模企業向け「ミニマル連携モデル」
まずは、必要最低限のデータだけをつなぐ シンプルな連携モデルです。
「一気にすべてを連携するのではなく、最も効果が出る部分だけ」を対象にするのがポイントです。
▼ミニマル連携で得られる効果
-
経理の月末処理が早くなる
-
転記ミスがゼロに近づく
-
勤怠〜給与〜会計の流れがスムーズになる
-
担当者の負荷が減り、現場全体の余裕が生まれる
▼ミニマル連携に適したケース
| 企業の状況 | 最適な連携 |
|---|---|
| 人数20〜50名規模 | 勤怠SaaS → 給与のAPI連携 |
| Excelで売上管理している | 販売管理 → 会計のCSV連携 |
| 既存の基幹システムが古い | まずはCSVを使ったETL連携 |
「まずは1つだけでもつなぐ」
これがミニマル連携の最大の意義です。
② 段階的に拡張できる“スモールスタート型アーキテクチャ”
次に、ミニマル連携を踏まえて 徐々に拡張していくモデル です。
一度に全社最適を目指すと失敗しやすいため、中小企業ではこちらのアプローチが最も現実的です。
▼スモールスタート型の進め方(ステップ式)
-
段階1:手作業の多いデータを連携
・勤怠 → 給与
・販売 → 会計
ここで業務負荷を一気に軽くする。 -
段階2:主要SaaS・基幹システムを中心に連携範囲を拡大
・CRM → 販売
・MAツール → CRM
・在庫 → 販売管理 -
段階3:データ基盤(簡易DWH)で全社データを統合する
分析やダッシュボード活用へ進む。
▼スモールスタートが成功しやすい理由
-
体制・予算の負荷が小さい
-
変化が少ないため現場が受け入れやすい
-
連携の価値を早期に実感できる
-
問題があっても影響範囲を限定できる
中小企業に最適なアーキテクチャ設計の王道パターンと言えます。
③ CRM/ERP/会計など主要システムの連携パターン
次に、基幹系・業務系システムを中心とした 代表的な連携パターン を整理します。
これらは実際に多くの中小企業で採用されている連携モデルです。
▼代表的な連携パターン一覧
| 連携パターン | 内容 | 効果 |
|---|---|---|
| CRM → 販売管理 | 顧客・案件データを統合 | 営業〜販売の流れがスムーズに |
| 販売管理 → 会計 | 売上・仕入データを自動連携 | 経理の手入力を削減 |
| 勤怠 → 給与 → 会計 | 従業員データの一元連携 | 月次処理の高速化 |
| 在庫 → 受発注 → 売上 | 在庫更新を自動化 | 過剰在庫・欠品リスクの低減 |
▼どの順番で連携するべき?
一般的には 経理周り → 営業周り → 生産/在庫 の順が最も効果的です。
-
経理(会計)領域
→ 月次の工数削減効果が大きい -
営業/顧客領域(CRM)
→ 属人化が多く、データ連携の効果が出やすい -
在庫・受発注
→ リアルタイム連携で大きな業務改善を期待できる
DXの初期段階ほど、“すぐ効果が見える領域” から進めることが重要です。
④ データ基盤(DWH)を使った高度な連携も手の届く範囲に
以前は大企業だけのものだった データ基盤(DWH:データウェアハウス) が、
クラウド化によって中小企業でも手が届く時代になりました。
▼DWHを使うメリット
-
すべてのシステムのデータを1か所に集約できる
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BIツールで分析が簡単にできる
-
過去データ(売上・在庫など)を長期間蓄積できる
-
多拠点・多店舗データを統合しやすい
▼DWHの活用例
-
販売 × 在庫 × 顧客データを一つにして分析
-
月次レポートを自動生成して経営会議へ
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KPIダッシュボードをリアルタイムで閲覧
▼クラウドDWHは中小企業でも導入しやすい
AWS、Azure、GCPなどのDWHは、従量課金で使えるため、
大規模な初期投資をしなくても導入可能です。
特に、
「BIを使いたい」「複数店舗の売上を統合したい」
といった企業には大きなメリットがあります。
まとめ:基幹システムとSaaS連携がDXのスタートライン
中小企業のDXが進まない最大の原因は、「データがつながっていない」ことにあります。
本記事で紹介したように、レガシー基幹システムの孤島化や、SaaSの乱立、Excelによる手作業など、データ分断は業務のあらゆる場面で非効率を生み出します。
しかし、APIやETLを活用したシンプルな連携でも、
業務負荷の軽減・数字の正確性向上・属人化の解消 といったDX効果を確実に生み出せます。
特に中小企業におすすめなのは、
「ミニマル連携」→「段階的なスモールスタート」 の進め方です。
一度にすべてをつなぐ必要はありません。まずはひとつの業務フローを整えるだけで、現場の手間は大幅に軽くなります。
データがつながれば、業務は必ず変わります。
そして、その先にBI活用や分析基盤整備といった“次のDX”が見えてきます。
もし「どこから始めるべきかわからない」と感じたら、
お気軽にご相談ください。貴社の業務に合った最適な連携方法をご提案します。

